2011年11月26日土曜日

iPi Desktop Motion Capture 収録まとめ3 キャリブレーション編

iPi Desktop Motion Capture 1.3.1.124のモーションキャプチャの手順と成果メモです。
今回は収録前のキャリブレーション編

以下の手順説明部分は結構 iPi soft wikiから引用してます。手順は一応守ってますが、
正確でない可能性があるのでこちらも参照してください。

iPiはKinectを2台使う場合キャリブレーションが必須になりますが、撮影環境が保持できる場合や
ビス、テープやカメラ撮影しておくなどで、後日正確に再現できれば1度だけで済みます。
またキャリブレーション情報はiPi Desktop Motion Captureで編集/保存できるので、Kinectの部屋の中での位置を予め定規などで測っておけば後で正確に合わせることが可能です。



 Kinectを所定の場所に配置したら、iPiの環境を実空間と正確に合わせるキャリブレーションに入ります。

ここは、流れが把握できていれば、PCの性能にもよりますが5-10分程度で終了します。
2度目以降は環境変化がなければ必要ありません。

以下順番に手順をメモします。一部、個人の体験上よさそうだと思った事が加わってます。
特にアクターとキャプチャ後の仮想空間でのキャラとのマッチングを素早く行うため、
事前調整部分が必要なくなるように色々書き加えて見ました。参考程度ってことで。



・iPi Recorderを起動して2台のKinectを選択
・同心円上に配置した2台のKinectの中心にアクターが立つ
・ここで、仮想空間でのキャラとアクターとのズレをみるための仮素材を数秒録画する

・iPi Desktop Motion Captureを起動して仮素材の動画を開く
・iPi仮想空間内のキャラクターの初期位置とアクター位置のズレをメモなどで記憶する
・アクター位置、身体正面や手先の回転がずれていたら動画を元にアクター/Kinectの位置など調整
・調整が終わったらアクターは収録可能範囲から出て、リファレンスプレーンを持って待機

・iPi Recorderで録画開始。最初の数秒は2-3秒は何も動くものがない動画を撮り続ける
 
・アクターがリファレンスプレーンを持ってKinectの中心に立つ
・2台間の中点に正面を据えて、それぞれのカメラから板の正面が見えるのを確認する
 
・正面に板を据えてから、数秒かけて板を、体を中心にして左右20度程度回す
・なるべく板の黄色部分が少なくなるようにするのが正解
・板の黄色部分がほぼ無くなっている動画が5-10s収録できたらストップして録画終了

・iPi Desktop Motion CaptureにうつってCalibrationタブに移動しAngleのラジオボタンで適切な方を選択
・下のバーで最初の2-3s間をbackgroundで指定、また板をもってアクターが立ち、適切にキャリブレー
ションできた範囲の5-10s間をROIで指定して[Calibrate based ~]ボタンを押す
・数分待つとキャリブレーションが終了する。事前にメモした位置と大体合っているか確認する
・違いが5cm単位である場合は、メモに合うようにカメラを動かして調整する。キャリブレーションし直すより早い




・キャリブレーションがある程度満足行く内容になったら一旦設定を保存する。
・設定ファイルをロードすると実空間がiPi Desktop Motion Captureの仮想空間にほぼ一致する


キャリブレーションの流れはこんなでしょうか。精度は低くはないですが、予めカメラ位置や角度をメモして
おき、キャリブレーション後の仮想空間に展開しているカメラ位置とアクターの録画された震度マップがうま
く同一空間上に重なっているか確認できるようにすると手間が省けると思います。
メモした数値と結果を照らしあわせ、手動で仮想カメラを修正すると、より良い調整ができると思います。

事前計算で大体あわせてメモを見ながらより正確にあわせるという流れで行くのが良さそうです。
数センチは許容、5センチ以上は修正な感じでしょうか。


次回 キャプチャー本番編 に続く

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